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歯のホワイトニング まるわかりガイド|種類・効果・安全性を、保護者にもわかりやすく解説

  • 執筆者の写真: 大阪院 Ihana総合歯科
    大阪院 Ihana総合歯科
  • 4月8日
  • 読了時間: 20分

更新日:4月15日


最終更新:2026年4月


こんにちは、Ihana歯科北浜院長の岩崎です。


歯のホワイトニングと言えば、「芸能人は歯が命」なんて私が子どもの頃のCMが思い出されますが、その当時から「白い歯」はずっと憧れの対象であったように思います。


ただ、ホワイトニングに関する関心が高まる中、謝った情報や不安になる情報がたくさん出てきてしまっているのも事実だと思ます。

そこで、今回は、ホワイトニングに関する情報をギュッとまとめてガイドを作ってみました。

  • ドラッグストアで買える市販品で十分?

  • 歯科医院に行ったほうがいいの?

  • 本当に安全なの?しみたりしない?

  • 活性炭歯磨き粉って効果あるの?重曹は?

このガイドでは、そういった疑問に科学的な研究データをもとに、出来るだけ分かりやすくお答えします。難しい専門用語は、その都度やさしく言い換えながら説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。


青いシャツを着た少女が公園の小道で笑顔を見せている。背景は木々と歩く人々で、明るい緑が広がっている。

目次



そもそも、なぜ歯は黄ばんだり変色したりするの?



ホワイトニングの話に入る前に、「なぜ歯は変色するのか」を知っておくと、どの方法が自分に向いているかがぐっとわかりやすくなります。

歯の変色には、大きく分けて2種類があります。


【外側からの着色】歯の表面についた汚れ


これは「外因性着色(がいいんせいちゃくしょく)」と呼ばれるもので、歯の表面に色素が付着することで起こります。

主な原因:

  • ☕ コーヒー・紅茶・緑茶(タンニンという成分が着色の原因に)

  • 🍷 赤ワイン

  • 🚬 タバコ(ヤニ)

  • カレーや醤油などの色の濃い食べ物

  • 食品に含まれる人工着色料

これらは毎日の生活の中で少しずつ歯の表面に積み重なり、黄ばみや茶色い着色として現れます。


【内側からの変色】歯の内部が変色している


これは「内因性変色(ないいんせいへんしょく)」と呼ばれるもので、歯の内側の組織そのものが変色している状態です。

主な原因:

  • 🕰 加齢(年齢とともに歯の内部が自然に黄みを帯びてくる)

  • 💊 テトラサイクリン系抗生物質(子どものころに服用した場合、灰色〜褐色の縞模様が残ることがある)

  • フッ素症(フッ素を過剰に摂取した場合に白斑や茶色の斑点が生じる)

  • 外傷(歯をぶつけた後に内部出血して変色することがある)


ホワイトニングはどちらに効く?


ホワイトニングは、外側の着色にも内側の変色にも、ある程度効果を発揮します。ただし、変色の原因や程度によって効果の出方は大きく変わります。「なぜ効果が違うのか」は、次のセクションで詳しく説明しますね。




ホワイトニングには4種類ある!それぞれどう違う?



ひとことで「ホワイトニング」といっても、方法は大きく4つに分かれます。それぞれの特徴を、メリット・デメリットも含めて見ていきましょう。


① 歯科医院でのホワイトニング(オフィスホワイトニング)



どんな処置?


歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士が直接行う処置です。高濃度の過酸化水素(かさんかすいそ)というホワイトニング剤(通常30〜40%)を歯に塗って白くします。

「過酸化水素」と聞くと難しく聞こえますが、要は酸素の泡の力で歯の色素を分解する薬剤です。濃度が高いほど効果が出やすい一方、専門家による管理が必要になります。

施術中はLEDライトやレーザーを歯に当てることもありますが、この光照射の効果については、じつは研究者の間でも議論が続いています(詳しくは後述)。


どんな人向け?


  • 「できるだけ早く白くしたい」という方

  • 短期間(1〜数回の来院)で効果を出したい方

  • 安全管理のもとで処置を受けたい方


気をつけること


  • 費用が市販品や他の方法より高めになる

  • 知覚過敏(しみる感じ)が出ることがある

  • 効果の持続には個人差がある


② 自宅でのホワイトニング(ホームホワイトニング・歯科医院処方)



どんな処置?


歯科医院で自分の歯型に合ったオーダーメイドのマウスピース(トレー)を作ってもらい、ホワイトニングジェルを入れて自宅で使う方法です。

使うジェルは歯科医師から処方してもらうもので、過酸化水素(HP)または過酸化カルバミド(CP:かさんかカルバミド)という成分が含まれています。「過酸化カルバミド」は、体の中で分解されると最終的に過酸化水素として働くものです。オフィスホワイトニングと比べると濃度が低め(低〜中濃度)なので、自宅でも安心して使えます。

毎日就寝前などに決まった時間に装着し、数週間かけてじっくり白くしていきます。


どんな人向け?


  • 忙しくて何度も歯科医院に通えない方

  • じっくりと時間をかけて白くしたい方

  • 費用を抑えつつも、歯科医師の管理のもとで安全に行いたい方


科学的な裏付けは?


2025年に発表された大規模な比較研究(多くの研究を統合して分析する「ネットワークメタアナリシス」)では、ホームホワイトニング剤はどの濃度・種類を使っても一定の白色化効果が認められることが確認されています。また、2023年のまとめ研究(システマティックレビュー)では、適切なケアを続ければ、治療が終わってからも比較的長い期間にわたって白さが維持されることも示されています。


③ 市販のホワイトニング製品(ドラッグストアなどで買えるもの)



どんな製品?


ドラッグストアやオンラインショップで購入できる、ホワイトニングジェル・ホワイトニングストリップス(歯に貼るシート)・ホワイトニング歯磨き粉などです。

歯科医院処方のものと比べると、含まれる過酸化水素の濃度が低めに設定されています(日本では特に厳しく規制されています)。研磨剤によって表面の着色を落とすタイプの製品も多くあります。


効果はある?


コクラン(Cochrane)という医療の分野で信頼性の高い研究機関が2018年に発表したシステマティックレビュー(信頼性の高い研究を集めて総合的に評価したもの)では、市販品を含むホームホワイトニング製品には、歯の白さを改善する効果があることが確認されています。

ただし、歯科医院処方のものと比べると効果はやや限定的で、エビデンス(科学的根拠)の質についても課題があると指摘されています。


気をつけること


  • 歯科医師のチェックなしに使うため、自分の口の状態に合っているか確認できない

  • 歯の知覚過敏や詰め物・被せ物がある方は特に注意が必要

  • 効果が出るまで時間がかかる場合がある


④ 活性炭・天然系ホワイトニング製品



「ナチュラル系」は本当に安全で効果的?


「活性炭(竹炭)入り」「天然素材100%」「自然派」などをうたったホワイトニング製品が、SNSなどを中心に人気を集めています。しかし、これらについては特に慎重な評価が必要です。


活性炭について


2023年に発表されたシステマティックレビューでは、活性炭は確かに一定の白色度向上効果を示すことが報告されています。しかし同時に、研磨性(けずる力)が非常に高く、歯の表面を覆うエナメル質(歯を守る硬い外皮のような層)を傷つけるリスクがあることも指摘されています。

歯のエナメル質は一度傷つくと自然には再生しません。表面が傷ついた歯は、逆に着色しやすくなったり、知覚過敏が起きやすくなったりするので、長期的には逆効果になる可能性があります。


パパイン・重曹などの天然成分について


「パパイン(パパイヤ由来の酵素)」「ブロメライン(パイナップル由来の酵素)」「重曹」などを使った、過酸化物(漂白剤)を含まない天然ホワイトニング製品も多く見かけます。しかし現時点では、これらの効果を支持する科学的なエビデンスは十分に積み上がっていません

⚠️ 注意ポイント:「自然派=安全・効果的」とは限りません。特に活性炭製品は、エナメル質へのダメージリスクがあるため、長期的な使用は控えることをおすすめします。



ホワイトニング、どれくらい白くなるの?



「実際のところ、どのくらい変わるの?」というのが一番気になるところですよね。

正直に言うと、ホワイトニングの効果は使う薬剤の種類・濃度・処置時間・個人の歯の状態によって大きく変わり、「〇段階白くなる」と一言では言えません。

研究では「シェードガイド(SGU)」という色見本や、機械で測定する「色差値(ΔE値)」という指標を使って効果を測定しますが、研究ごとに測定方法が異なるため、単純な比較が難しい部分もあります。

おおまかな傾向としては、以下のとおりです:

方法 | 効果の出方 | 持続性

オフィスホワイトニング | 即効性が高い。1〜数回で変化がわかりやすい | 生活習慣による

ホームホワイトニング(歯科処方) | 数週間かけてじわじわ白くなる | 比較的良好(研究で確認済み)

市販品 | 継続使用で一定の効果 | 効果はやや限定的


効果が出にくいケースもある?


ホワイトニングは万能ではありません。次のような場合は、効果が限られたり予測しにくかったりします。


ケース1:テトラサイクリン抗生物質による変色


子どものころ(歯が発育する時期)にテトラサイクリン系の抗生物質を服用した場合、歯の内部に薬の色素が沈着して灰色〜褐色の縞模様が残ることがあります。この場合、ホワイトニングで白くするのに非常に時間がかかり、完全に消えないこともあります。


ケース2:フッ素症による白斑・茶色の斑点


フッ素を多く含む水を長期間飲んでいた地域で育った方などに見られます。白いまだら模様や茶色の着色が残ることがあります。


ケース3:矯正装置(ブラケット)をつけている間


矯正治療で歯の表面に金属やセラミックのブラケット(装置)を貼り付けている間はホワイトニングをしても、装置が覆っている部分には薬剤が届かず、その周辺だけが白くなってムラができてしまいます

2025年発表の研究(システマティックレビュー)では、ブラケット装着中にホワイトニングを行うと、装置を外したあとに色むらが残る可能性があることが示されています。

💡 矯正中の方へのアドバイス:矯正装置がついている間はホワイトニングを控えましょう。矯正治療が終わって装置を外した後に始めるのがベストです。

ケース4:白い詰め物や被せ物がある場合


コンポジットレジン(白いプラスチック素材の詰め物)やセラミック(陶材)の被せ物などは、ホワイトニングで白くなりません。歯の天然部分だけが白くなり、詰め物・被せ物との間に色の差が生じてしまうことがあります。

また、ホワイトニング後に詰め物の色調が変化することも研究で報告されており、治療後に詰め物や被せ物を交換して色合わせが必要になる場合もあります。




ホワイトニングの副作用と安全性——「しみる」「痛い」は大丈夫?



ホワイトニングを検討するうえで、多くの方が一番気にするのが「安全性」ではないでしょうか。代表的な副作用とその対処法を詳しく説明します。


副作用①:歯がしみる(知覚過敏)



なぜしみるの?


ホワイトニング後に最もよく起こる副作用が歯の知覚過敏、いわゆる「しみる感じ」です。

歯の内部には「象牙細管(ぞうげさいかん)」という、神経とつながった細い管がたくさん通っています。ホワイトニングに使う過酸化水素はこの管を通じて刺激が伝わり、「冷たいものがしみる」「ジーンとした痛み」を引き起こすことがあります。

ただし、多くの場合は一時的なもので、数日以内に改善します。


しみるのを防ぐ・和らげる方法は?


研究によって、知覚過敏を軽減する効果的な方法が明らかになっています。

【方法1】カルシウム含有バイオアクティブ脱感作材の使用

「バイオアクティブ」というのは、歯の組織と化学的に結びついて修復を促す働きを持つ材料のことです。カルシウムを含むこのタイプの脱感作材(知覚過敏を抑える処置剤)を、ホワイトニングの前後や施術中に使用することで、知覚過敏のリスクを大幅に下げられることが2023年のメタアナリシス(複数の研究結果をまとめた分析)で確認されています。

【方法2】知覚過敏対応の歯磨き粉を使う

「硝酸カリウム(しょうさんカリウム)」「フッ化物」などの脱感作成分が入った歯磨き粉(センシティブ用など)を使用することで、ホワイトニング後のしみる感覚を和らげる効果があることが、2024年のシステマティックレビューで報告されています。

💡 実践ステップ: 1. ホワイトニング前に、知覚過敏対応の歯磨き粉を2週間ほど使い始める 2. 歯科医院での処置の場合は、施術前に「しみやすい」と伝えておく 3. 施術後にしみが気になる場合は、冷たいものを避け、しばらく様子を見る 4. 数日たっても改善しない場合は歯科医師に相談する

副作用②:歯ぐきへの刺激



なぜ起こる?


過酸化水素が歯ぐきに触れると、一時的に赤み・腫れ・白っぽい変色が起こることがあります。

歯科医院での施術では、施術前に歯ぐきを保護する材料(歯肉保護材)で覆うため、このリスクはしっかり管理されます。市販品を自己判断で使う場合は、歯ぐきへの接触に注意が必要です。


副作用③:歯の神経(歯髄)への影響



神経に影響はある?


歯の中心部には「歯髄(しずい)」という、歯の神経と血管が集まる組織があります。高濃度の過酸化水素がここに影響を与えないか、長年にわたって研究者の間で議論されてきました。

2024年に発表されたシステマティックレビュー(実際の患者さんへの研究を対象としたもの)では、歯髄組織に一時的な炎症反応が起こることがあることが示されています。

ただし、「一時的な炎症」と「神経が取り返しのつかないダメージを受ける」というのは別の話です。臨床で使われる濃度での深刻・不可逆的なダメージについては、現時点でまだ研究が積み上がっている途中の部分もあり、長期的な安全性の観点からも、歯科医師の管理のもとで行うことが推奨されています。


安全にホワイトニングをするための5つのチェックポイント


チェック項目 | なぜ大切?

✅ 始める前に歯科医師に相談する | 口の中の状態(虫歯・歯周病・詰め物の有無など)を確認し、最適な方法を選んでもらえる

✅ 詰め物・被せ物の場所と色を確認しておく | ホワイトニングで白くならないため、あとで色のムラが目立つ場合がある

✅ 矯正装置がついている間は避ける | 器具を外した後にムラが生じる可能性がある

✅ 過剰な頻度での施術は避ける | 歯や歯髄(神経部分)へのダメージリスクがある

✅ もともとしみやすい方は事前に申告する | 知覚過敏対策の処置をあらかじめ行ってもらえる




よくある疑問に、一問一答でお答えします




Q1. 市販品と歯科医院での処置、どっちが自分に向いている?


A. どちらにもそれぞれのメリットがあります。目的や口の状態によって選びましょう。

| 市販品 | 歯科医院処方(ホーム) | 歯科医院施術(オフィス)

費用 | 低い | 中程度 | 高め

効果の確実性 | やや限定的 | 高い | 高い

手軽さ | ◎ | ○ | △(通院が必要)

安全管理 | 自己管理 | 医師の管理あり | 医師の管理あり

こんな人向け | まず試してみたい方 | じっくり白くしたい方 | 早く確実に白くしたい方

特に、知覚過敏が気になる方・詰め物や被せ物が多い方・過去に歯のトラブルがあった方は、まず歯科医院に相談することを強くおすすめします。


Q2. ホワイトニングの効果はどれくらい続く?


A. 個人差がありますが、適切なケアを続けることで比較的長期間、白さを保てると研究で示されています。

2023年のシステマティックレビューでは、ホームホワイトニングを適切に行えば、治療終了後も白さが維持されることが確認されています。効果を長持ちさせるために大切なことは以下のとおりです:

  1. タバコを控える(喫煙は着色の最大の原因のひとつ)

  2. コーヒー・紅茶・赤ワインなどの着色飲食物を摂りすぎない(飲んだ後は水でうがいする)

  3. 定期的に歯科医院でクリーニング(PMTC)を受ける

  4. ホワイトニング後のケア指示(歯科医師からのアドバイス)をしっかり守る


Q3. LEDライトや光照射って、本当に効果あるの?


A. 現時点の研究では、光照射を追加しても明確な効果の上乗せは確認されていません。

歯科医院でのホワイトニング施術では、「光を当てると薬剤が活性化されて白くなりやすい」という考え方から、LEDや特殊なライトを使うことがあります。でも、複数のシステマティックレビューやメタアナリシスの結果を見ると、光照射の有無で効果に明確な差は認められなかったと報告されています。

ただし、「バイオレットLED(波長405〜410nmという特定の紫外線に近い光)」については、それだけで一定の漂白効果がある可能性が示唆されており、研究が続いています。


Q4. 活性炭歯磨き粉って実際どうなの?SNSで評判なんだけど……


A. 現時点のエビデンスでは、長期的な使用は勧められません。

SNSや口コミで人気の活性炭歯磨き粉ですが、科学的な研究では研磨性が非常に高く、歯の表面(エナメル質)を傷める可能性が示されています(2023年のシステマティックレビュー)。

「一時的に白くなる」ように見えるのは、研磨作用で表面の着色が削り落とされるからです。でも、削り続けることで歯のエナメル質が薄くなり、かえって着色しやすく・傷つきやすい歯になってしまう可能性があります。

「ナチュラル=安全」ではない、ということを頭に入れておきましょう。


Q5. 矯正中なんだけど、ホワイトニングは待ったほうがいい?


A. 矯正装置がついている間は、ホワイトニングを控えるのがベターです。

ブラケット(歯に直接接着する矯正装置)をつけている間にホワイトニングを行うと、装置が覆っている部分だけ薬剤が届かず、装置を外した後に色のムラが目立ってしまうことがあります(2025年発表の研究で示されています)。

せっかく矯正で歯並びを整えても、色ムラが気になってしまったら残念ですよね。矯正治療が完了して装置を外してから、改めてホワイトニングを検討するのがおすすめです。




まとめ:ホワイトニングを始める前に覚えておきたいこと



ここまでの内容を、大切なポイントに絞ってまとめます。


✅ ホワイトニングの効果について


過酸化水素・過酸化カルバミドを使ったホワイトニングには、科学的に裏付けられた歯の白色化効果があります。歯科医院処方のものも、市販品も、適切に使えば一定の効果が期待できます。


✅ 方法によって特徴が違う


  • オフィスホワイトニング(歯科医院):即効性が高く、安全管理も万全。費用は高め

  • ホームホワイトニング(歯科処方):時間をかけてじっくり、効果の持続性も良好

  • 市販品:手軽に試せるが、効果はやや限定的


⚠️ 副作用・注意点


  • 知覚過敏(しみる感じ):最も多い副作用だが、対処法がある。脱感作処置で軽減できる

  • 詰め物・被せ物:ホワイトニングで白くならないため、事前確認が重要

  • 矯正中の施術:装置を外した後にムラが生じる可能性がある


❌ 避けたほうがいいもの


  • 活性炭・過酸化物を含まない天然系製品:現時点でエビデンスが不十分で、研磨性リスクもある


🦷 一番大切なこと:まず歯科医師に相談を


ホワイトニングは適切に行えば安全で効果的な処置ですが、自分の口の状態に合った方法を選ぶことが最も重要です。

「どの方法が自分に向いている?」「詰め物があるけど大丈夫?」「しみやすいんだけど……」——そんな疑問は、ぜひ歯科医師に直接聞いてみてください。専門家のアドバイスをもとに始めることが、安全で満足のいる結果への一番の近道です。




当院へのご相談



お子さまの歯について気になることがあれば、大阪市中央区にありますIhana歯科北浜までお気軽にご相談ください。 歯の見た目が気になること、歯の健康についての疑問など、どんな小さなことでも遠慮なくお声がけください。




参考文献



以下は本記事が基づいた、信頼性の高い科学的研究(システマティックレビュー・メタアナリシス)の一覧です。システマティックレビューとは「多くの研究結果をまとめて総合的に評価したもの」、メタアナリシスとは「複数の研究データを統計的に統合して分析したもの」のことで、個別の研究よりも信頼性が高いと考えられています。

  1. 矯正装置(ブラケット)装着中のホワイトニング効果を評価した研究 Lizarelli GT Costa, Manente R, Souza-Gabriel A, et al. Effect of tooth bleaching in patients with fixed orthodontic appliances: A systematic review. *Dental and medical problems.* 2025. PubMed | DOI

  2. 二酸化チタンを配合した過酸化水素ホワイトニング剤の効果を検討した研究 Cheng YL, Su C, Zhong BJ, et al. Bleaching effectiveness of hydrogen peroxide containing titanium dioxide: A systematic review and meta-analysis. *Journal of dentistry.* 2025. PubMed | DOI

  3. ホームホワイトニング剤の濃度・種類別の効果を比較した大規模ネットワークメタアナリシス(2025年・最新) Terra RMO, Favoreto MW, Morris T, et al. Effect of at-home agents and concentrations on bleaching efficacy: A systematic review and network meta-analysis. *Journal of dentistry.* 2025. PubMed | DOI

  4. ホワイトニング後の知覚過敏を抑える「脱感作歯磨き粉」の効果を評価した研究 Cabral AEA, Lourenço MAG, de Medeiros Santos BS, et al. Effectiveness of desensitizing toothpastes in reducing tooth sensitivity after tooth bleaching: a systematic review. *Clinical oral investigations.* 2024. PubMed | DOI

  5. ホワイトニングが歯の神経(歯髄組織)に与える影響を、実際の患者への研究から検討したもの Donato MV, Dos Reis-Prado AH, Abreu LG, et al. Influence of dental bleaching on the pulp tissue: A systematic review of in vivo studies. *International endodontic journal.* 2024. PubMed | DOI

  6. ホームホワイトニングの長期的な効果の持続(予後)を評価した研究 Fioresta R, Melo M, Forner L, et al. Prognosis in home dental bleaching: a systematic review. *Clinical oral investigations.* 2023. PubMed | DOI

  7. 活性炭のホワイトニング効果と歯への研磨性(削る強さ)を評価した研究 Tomás DBM, Pecci-Lloret MP, Guerrero-Gironés J. Effectiveness and abrasiveness of activated charcoal as a whitening agent: A systematic review of in vitro studies. *Annals of anatomy.* 2023. PubMed | DOI

  8. カルシウム含有バイオアクティブ脱感作材のホワイトニング中の知覚過敏軽減効果を検討したメタアナリシス Favoreto MW, de Souza Carneiro T, Forville H, et al. Use of calcium-containing bioactive desensitizers in dental bleaching: A systematic review and meta-analysis. *Journal of the American Dental Association.* 2023. PubMed | DOI

  9. 白いコンポジットレジン(プラスチック系詰め物)がホワイトニング後に色調変化を起こすかを評価した研究 Vidal ML, Pecho OE, Collares K, et al. Color Change of Resin-based Composites After In Vitro Bleaching Protocols: A Systematic Review and Meta-analysis. *Operative dentistry.* 2022. PubMed | DOI

  10. 歯科医院でのホワイトニング時に、薬剤を1回塗るか複数回塗り直すかで効果・知覚過敏に差があるかを検討した研究 Kury M, Lins RBE, Resende BA, et al. The influence of the renewal or the single application of the peroxide gel on the efficacy and tooth sensitivity outcomes of in-office bleaching—A systematic review and meta-analysis. *Journal of esthetic and restorative dentistry.* 2022. PubMed | DOI

  11. バイオレットLED(特定波長の紫色光)単独またはジェルとの組み合わせによるホワイトニング効果を評価した研究 Rossi B, Morimoto S, Tedesco TK, et al. Effectiveness of Violet LED alone or in association with bleaching gel during dental photobleaching: A Systematic Review. *Photodiagnosis and photodynamic therapy.* 2022. PubMed | DOI

  12. オゾンガスを使ったホワイトニング効果を分析したメタアナリシス Dietrich L, de Assis Costa MDA, Blumenberg C, et al. A meta-analysis of ozone effect on tooth bleaching. *Scientific reports.* 2021. PubMed | DOI

  13. 実験室(試験管・模型)でのホワイトニング効果の評価方法に関するシステマティックレビュー Kwon SR, Cortez E, Wang M, et al. Systematic review of in vitro studies evaluating tooth bleaching efficacy. *American journal of dentistry.* 2020. PubMed

  14. パパイン・ブロメラインなど「過酸化物を含まない天然ホワイトニング剤」の効果を評価した研究 Ribeiro JS, de Oliveira da Rosa WL, da Silva AF, et al. Efficacy of natural, peroxide-free tooth-bleaching agents: A systematic review, meta-analysis, and technological prospecting. *Phytotherapy research.* 2020. PubMed | DOI

  15. レーザーを使った光活性化ホワイトニングの効果と術後知覚過敏を評価したシステマティックレビュー Kikly A, Jaâfoura S, Sahtout S. Vital laser-activated teeth bleaching and postoperative sensitivity: A systematic review. *Journal of esthetic and restorative dentistry.* 2019. PubMed | DOI

  16. 歯科医院でのホワイトニングにおける「光照射の有無による効果の差」を評価したシステマティックレビュー Alshammery S. Evaluation of Light Activation on In-office Dental Bleaching: A Systematic Review. *The journal of contemporary dental practice.* 2019. PubMed

  17. さまざまな光源(LED・レーザーなど)がオフィスホワイトニングの効果に与える影響をメタアナリシスで評価した研究 SoutoMaior JR, de Moraes SLD, Lemos CAA, et al. Effectiveness of Light Sources on In-Office Dental Bleaching: A Systematic Review and Meta-Analyses. *Operative dentistry.* 2019. PubMed | DOI

  18. 複数の光活性化システムを横断的に比較したネットワークメタアナリシス Maran BM, Ziegelmann PK, Burey A, et al. Different light-activation systems associated with dental bleaching: a systematic review and a network meta-analysis. *Clinical oral investigations.* 2019. PubMed | DOI

  19. 市販品・歯科処方品を含む「自宅で行うホワイトニング」の効果を総合評価したコクランレビュー(医療分野で最も信頼性の高いシステマティックレビューのひとつ) Eachempati P, Kumbargere Nagraj S, Kiran Kumar KS, et al. Home-based chemically-induced whitening (bleaching) of teeth in adults. *The Cochrane database of systematic reviews.* 2018. PubMed | DOI

  20. 「光あり」vs「光なし」オフィスホワイトニングの効果と知覚過敏を直接比較したメタアナリシス Maran BM, Burey A, de Paris Matos T, et al. In-office dental bleaching with light vs. without light: A systematic review and meta-analysis. *Journal of dentistry.* 2018. PubMed | DOI

*本記事は最新の科学的文献(システマティックレビュー・メタアナリシス)に基づいて作成されています。個別の診断・治療方針については、必ず担当の歯科医師にご相談ください。*

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